ハローNZ Day8:レオじいと旅のお供のショップコート

いつものように

朝、散歩に出かけました。

光をずーっと見ててよし!と思ってシャッターを切ると撮れません。

 

ん?「あ、電池がない」

 

カメラがなくても感じれる雰囲気。

それもまた良し。

いつものように

洗濯物を干します。

また雨が降るかもしれないと思い、外を眺めながら時を過ごしました。

でも毎日観察しているとわかったことがあります。

こーんなに晴れていても

「あの雲、雨だな」ってな色になったら

逆が晴れていてもあの色だと雨。

そして数分後降り出す雨。

オークランド気象予報士になれると確信した瞬間でした。

いつものように

どんだけいつものようにやねん。

て感じですけど昼下がり、いつものようにまたいつもの公園に散歩に行きます。

今日もいい感じな公園。

こんなに晴れているのは本当に珍しいみたい。

お家の中学生曰く「チェビが来てから晴れている」らしい。

やっぱり晴れ女に転じたようです。

そして一人のおじいさん

が歩いて来ました。

すかさず、

ちぇ:「Hello!」(こんにちは)

おじ:「Good evening!」(ヤッホー)

ちぇ:「What are you doing?」(何しているの?)

おじ:「Walking」(見りゃわかるだろ)

ってな感じで会話をしました。

 

「英語の勉強しているから少し話しませんか?」

って拙い英語で伝えました。

 

どこから来たの〜とか

学校行っているの〜とか色々会話しました。

実は旅のお供にあるものを持って来ています。

遡ること去年の12月。

ある女性と出会いました。

イカラシ チエ子さん

彼女は「 と イカラシ」として衣服生活の提案と製作をしている女性。

−ひとりひとりに寄り添える、長く愛着をもって付合っていただける布モノ作り−

をコンセプトにそれぞれに合った服を作り、出荷まで全て行なっていた方。

 

そんなひとりひとりに合わせた服を製作している彼女に海外へ行く話をしたら

 

「旅のお供としてコートを持って行ってそして旅先の誰かが着る景色を見たい。どんな人がどんな風に服を着てくれるのか。」と言われました。

 

面白そうやし持って行こう!!てことで1着のコートと旅をしています。

「まるでコートが旅するように。」

彼女のための旅するコート

そう。誰も見てなくていい。と言っていた。

ただ、コートが旅している時系列が見られるといい。

そして「shopcoatjourney」ってInstagramアカウントをとってアップして行くことになった。

https://www.instagram.com/shopcoatjourney/

そう言って託してくれたコート。

出発前日 4月7日に届いたコート。

 

そして4月10日 あまりにも急だった。彼女は亡くなった。

 

そんな想いがこもったコート。拙い英語で今日初めて着てもらった。

彼の名は「レオじい」

必死に英語で何度も説明して快く笑顔で着てくれた。

彼は牧師さんをしていたらしい。87歳。

「大丈夫、彼女は天国から見ているよ。」だって

そして「日本語でthank youは何て言うの?」

おじ:「ありがとう」

なんていい人なんだ。

初めて着てくれたコート。

これからも色んな人に着てもらって帰ったら写真現像して彼女の元へと持って行こうと思います。

チェキもプレゼント。

そのあとは

レオじいが散歩していたので一緒に40分くらい散歩して帰りましたとさ。

今日もニュージーランドは綺麗です。

こうしてチェビのカメラとチエ子さんのコートとチェキの旅は続くのでした。

 

See you soon.,

 

 

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